
会社を設立した段階で、個人とは別に法人印鑑証明書を取得することが可能です。法人印鑑登録は企業としての信用力も含めて登録しておくことをお勧めいたします。内容を確認いただいて、是非取得をしておいてください。
1.法人印鑑証明が必要な理由とは?法人設立をして、会社が軌道に乗ってきた場合に企業間取引の際に利用されるケースがあります。それはある程度の上場している企業や管理体制がしっかりしている企業の場合、契約の押印の際に「印鑑証明書の提出」が求められるケースがあるからです。企業としての信用力のために、取得しておいた方がお勧めです。 |
法人印鑑登録資格について
以下の会社形態であれば、法人印鑑の登録が可能になります。
株式会社…代表取締役/取締役等
合資会社・合名会社…代表者
宗教法人、学校法人、財団法人、社団法人、医療法人…理事/代表理事/代表役員
※法人と代表者個人としての印鑑登録は通常、別々に登録を行います。
法人印鑑登録が”できる”印鑑
(商業登記規則第9条第3項)に定められている基準に満たしている必要があります。
大きさについては,辺の長さが1センチメートルの正方形に収まるもの, 又は,辺の長さが3センチメートルの正方形に収まらないものであってはならないとされていますが、下記、印鑑登録できない印鑑の条件を見てもらえれば明確だと思います。
下記の条件に当てはまらないものはできると思っていただいてOKです。
また、社印(角印)とは異なりますので注意してください。
法人印鑑登録”できない”印鑑7つの注意点!
①印影の文字の判読ができないものや鮮明でない印鑑
押したときに、漢字が読むことができなくなるような印鑑はNGです。
見落としがちなので、気を付けましょう。
②他の人が既に登録している印鑑
他が自分の印鑑を登録していた場合は大変なことになります。
あまりないとは思いますが、しっかりと管理をしておきましょう。
③ゴム印など、変形しやすい印鑑
100円ショップに売っているいるような三文判やシャチハタはもちろん認められません。しっかりと購入をしてください。
④職業・資格など、他の事項などもあらわしている印鑑
氏名を組み合わせた印鑑意外は法人印鑑登録ができません。
一部例外はあるそうですが、原則不可能です。
⑤印影の大きさが8mmの正方形枠内に入るもの、または25mmの正方形枠を超える印鑑
印鑑の大きさはさまざまありますが、25mmというとかなり大きな印鑑です。手に持って普通だと思う大きさであれば特に測らなくても問題ありません。
⑥印鑑の輪郭が著しく欠損しているもの及び、輪郭がないも印鑑
印鑑偽造の問題で、印鑑の輪郭が著しく欠損がある場合やない場合は認められません。多少なら通る場合もありますが、今後のために購入しておくことをお勧めします。
⑦ひらがなを漢字に変えたものは登録不可
氏名の漢字をカタカナ又はひらがなに変えたものは登録できますが、カタカナ又は ひらがなを漢字に変えたものは登録できませんので特殊な印鑑だと思われる方は注意が必要です。
上記①~⑦に当てはまる場合登録ができません。また、上記以外で市区町村が不可といったものは不可になりますので、注意してください。
法人印鑑登録を行った印鑑は大事になってきますので、この機会に新しいものを購入することをお勧めします。即日配達可能な、ハンコヤドットコムが安いですし、お勧めです。
法人印鑑登録申請を行う機関について
法人の印鑑登録に関しては、法人を設立する際に必要な登記を行う時に通常は同時に行います。ですので、「法務局」で行うケースがほとんどになります。
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